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HIMEJO REPORT ヒメレポ

2025.08.08

【情報分野vol. 4】ITスキルだけじゃない!ITスペシャリストコース1年生が「商業簿記」を学ぶ理由とは?

ITスペシャリストコース1年生の教室では、パソコンではなく電卓の音が響いていました。取材を行ったのは、期末テスト直前の時期。学生たちはテキストとノートを広げ、集中して計算問題に取り組んでいました。

今回は、情報系のコースでありながら「商業簿記」を学ぶ、ITスペシャリストコースの授業風景を紹介します!

この授業では日商簿記検定試験に向け、仕訳や勘定科目、試算表の作成などを基礎から習得していきます。

初めて簿記を学ぶ学生が大半のため、授業はゆっくり丁寧に進行。商業高校出身などで簿記の経験がある学生に対しては、日商簿記2級を目指すフォローがあり、一人ひとりのレベルに合った指導が行われています。

苦手意識のある学生が多いものの、互いに相談しながら問題に取り組む様子が見られました。


◆情報系なのに簿記?その理由とは

ITスペシャリストコースは、情報・商業・デザインの3分野を広く学び、自分に向いている道を見つけることができるカリキュラムを採用しています。

「商業簿記」を学ぶのは、将来の選択肢を広げるため

学んでみることで「自分にはプログラミングよりも経理の仕事が合ってるかも」「デザインよりもデータ管理のほうが得意かも」など、自分の向き・不向きや興味の方向性が見えてくるのです。事務職・総合職・経理職など、簿記の知識を活かせる職種は多く、実際にその道へ進む学生も少なくありません。

また、一見情報系とは関係ないように見えますが、会計知識を活かして活躍するシステムエンジニアなど、各業界(商社や医療まで!?)の社内IT職にも選択肢が広がり、就職活動の際に大きな強みになります。

◆進路の選択肢が広がる。だから、“やりたい”が見つかる

ITスペシャリストコースは、

  • 将来やりたいことがまだはっきりしていない
  • なんとなくPCや情報に興味がある
  • 幅広く学んで、何が自分に合っているか探していきたい

という気持ちで入学してくる学生が多いです。

2年間で情報・商業・デザイン分野それぞれのプロから学び、じっくり考え、自分に合った進路を見つけていく。先生たちも一人ひとりの性格や得意・不得意を見ながら、親身に相談に乗ってくれるので、安心して学べる環境が整っています◎

編集後記

ITスペシャリストコースの魅力は、幅広い学びを通じて、「自分に合った進路を見つけられること」。簿記はそのために必要不可欠な科目で、将来の“働く力”にしっかり繋がっていることを改めて感じました。

少人数クラスならではの穏やかな雰囲気の中、学生もリラックスして受けている様子が印象的でした^^

入学から早3か月経った1年生たち。まだまだこれから、たくさんの学びや発見があることと思います。                     今後も、クラスの雰囲気とともにお伝えしていきますので、お楽しみに!

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